就活サイトが言えるわけのない面接官の本音
こんにちは。
アカクロです。
みなさん就活に負けていませんか?
あ、真面目な話をする気はないので真剣な就活サイトだと思わせたなら申し訳ありません。
今日はアカクロの就活時代に仲良くしていただいたリクルーターの方と話す機会があったので、そこで当時を思い出しながら雑多な記事を書いていこうかなと思った次第です。
自由すぎるリクルーター
ここでは仮にアキラさんとします。
知り合ったのは就活解禁前のアキラさんの会社のインターンでした。
何度か連絡をいただいているうちにアキラさんに就活相談をしてもらうことになり、たまたま家が近かったことから最寄り駅のカフェで行うことになりました。
さっそく待ち合わせ場所に行ってみると―――――
うっわ寝とる!!
ここまで酷くはありませんでしたが、Tシャツにジーパンで机に突っ伏して寝ていました。
勝手なイメージだけどこういうリクルーターの人ってカチっとスーツじゃないの?
てかこっちはスーツで来ちゃったんだけど・・・。
戸惑いつつもアカクロは話しかけました。
「すいませ~ん」
しばらく経ってから連絡を返す時の言い訳みたいなことを言いながら目を覚ますアキラさん。
いや見たらわかるし。
そしてノータイムで始まる面談。
これができる男か・・・。
もはやアカクロの心は釘付けでした。
アキラさん「それで、就活でまず困っていることはある?」
アカクロ「あります・・・」
アキラさん「なに?」
アカクロ「ずっと疑問なんですけど、面接って―――――」
またもや即答
アキラさん「だいたい学生が考える真面目な話って『バイトリーダーやりました~』とか『サークルで中心になり~』とかでしょ? あとよくネタにされてる「食べ物で例えるとスルメです」とか。聞きたい? 同じ話」
アカクロ「確かに嫌ですね」
アキラさん「そりゃ統一性を求める一部の大手企業なんかはこういうありきたりな話を自分の会社の企業理念に合わせられるような同調圧力に強い人間を欲しがるけど、面接官も人間だし、ある程度は会社に合わせられても評価するのは結局1個人の目でしかない。最近問題になっているワンオペバイトみたいなのあるよね? もしも僕が面接官で、みんながバイトの話をしている中に一人『ワンオペバイトで積極性が鍛えられた』と前向きにとれるような人間がいれば採用する。独自性は大事」
アカクロ「これまでバイト変えまくってるんですけどそれもアリですか?」
アキラさん「評価されるように説明できるならアリ。それだけ伝えるならナシだろうね。プレゼン力も求めてるから。例えば『僕の特技は競馬です』と言われたらちょっと身構えるけど、『林修先生など著名な方もやっている』とか『頭のいい人でないと勝てない』と説明して『競馬による経験が御社で役に立つ』という風に持っていければ合格する。去年そういう子いたしね。もし面接官が競馬好きなら心奪えるし」
アカクロ「確かに真面目っぽくない」
アキラさん「バイトをいっぱい変えたなら、『様々な業種で見分を広げたかった』とか言えばいい。ていうか君ウチの会社で『ポケモンは非常に高度なジャンケンであり、世界的な研究者でジャンケンについて考察している人がいる』とかアピールしてたじゃん? 正直面白いと"は"思ったもん。だからこうして面談してるわけだし」
アカクロ「あ、だからアキラさんの会社の面接"は"2次で落ちたんすね」
1時間ぐらい相談に乗ってもらい、この日は終了。
最後にアキラさんは語っていました。
現在の就活の形式が嫌いであると。
面接の個性を殺すシステムが嫌いであると。
それが様々な会社で面接官の代行業務も請け負っているアキラさんの本音なのでしょう。
だからこそアキラさんの会社は内定直結型就活イベントに力を入れているみたいです。
アカクロもそのイベントの中で内定を2ついただいた記事を先日書かせていただきました。
来年から就職活動が変わると世間では言われていますが、きっとアキラさんの会社を初め、現代の就職活動に疑問を持っている方たちの活動が生んだ成果なのでしょう。
かたや就活生に「何十社も受けないと内定なんかもらえないぞ!」と山のようなエントリーシートを書かせ、かたや企業には「人足りなくて大変でしょうからこちらで引っ張ってきますよ」と囁く、まるで武器商人のような求人広告会社の悪習がなくなることを祈っています。
そして帰宅後にアキラさんから来たメール。
以上です。