【旅行】ラスベガスは眠らない 【1日目】
こんにちは。
アカクロです。
前回の記事の続きです。
【卒業旅行】卒業旅行は行かないけどラスベガスに行った話はする - 趣味は赤字か黒字か
さて、前回ありもしない税関に怯え、日に3度も友人から無視されたアカクロですが、そんなことなど忘れるイベントがありました。
それが、
カジノ
そしてやると決めていたのがが
ブラックジャック♠♣︎♥♦️
ブラックジャックとは。
ブラックジャックは、トランプを使用するゲームの一種。カジノで行われるカードゲームではポーカーやバカラと並ぶ人気ゲームである。カードの合計点数が21点を超えないように、プレイヤーがディーラーより高い点数を得ることを目指す。バカラやおいちょカブと似たスタイルのゲームである。 ポントゥーンや21という別名もある。
ここ、シーザーズ・パレスではホテルの部屋へと向かう動線にカジノがあるのですが、かなりの活気がありました。
テーブルゲーム自体人気なのですが、中でもブラックジャックは席が埋まり観客もいる状態。
映画みたいにクールな勝負師はおらず、みんな酔っ払いのアゲアゲピノ子状態。(アッチョンブリケも見れました)
カジノ内は暗黙の了解で撮影がダメそうだったので写真がなくて申し訳ありません(英語もなにを言っているかわからなくて申し訳ありません)が、卓に着くまでから部屋に帰るまでの様子を書き起こします。
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ホテルに荷物を置き、再びカジノに戻ってきたアカクロと友人は、スロットマシンや複数あるバーカウンターを眺めながらブラックジャックを目指して歩いていた。巨大なホテルの一階のほとんどがカジノゾーンとなっており、テーブルゲームのコーナー、スロットマシンのコーナー、ギャンブル用のモニターが設置されたバーが3つのブロックにそれぞれ配置されている。そのどれもが日本なら一つのゲームセンターぐらいの広さだ。
驚くのはそのキャパシティを軽く埋めてしまうほどの人、人、人。それもきっと見るからにラスベガスに住んでいるわけでもアメリカ人でもない人が大半。中にはアカクロと同じ日本人と思われる人もいた。
カジノの入り口から5分程度そんな様子を眺めていると、友人とホテルに着いてから「ここでやるぞ」と決めていたブラックジャックの中でも一番盛り上がっている卓が見えてきた。
1テーブルに5人が座れるようになっている卓はすでに満員。周りも4人程度の男性の観客がおり、プレイヤーと一緒にカードが配られるたびに一喜一憂していた。その盛り上がりは激しく、空くまで待つかと後ろで見ていたアカクロたちに肩を組んできて、すでに口がつけられたグラスのシャンパンを押し付けてくるほど。
なにを言っているかはわかりませんでしたが、きっと「ここは初めてか? まあ飲めよ」といった気さくな様子。
言語の違いに終始警戒心を張り巡らせていたアカクロはyesとは言えず、なあなあにしている間、友人は肩を組み返し差し出された酒を飲んでいた。その警戒心のなさに余計に警戒心の強めたアカクロは男から顔を背けました。言語を使わない精一杯の拒絶。
ーーーしかし。
それが間違いだった。
目に映ったものを疑った。嘘だと思った。アカクロの日常の中では決して見ることはないものだから。
そこには真っ赤に染まったブロンド女性が横たわっていた。
目や口、見ると耳からも流れる真っ赤な液体。ピクリとも動かない女性を、通行人は気にも留めない。笑いながら持っている酒を煽り通り過ぎていく。唯一対応をしているホテルマンも手慣れた様子で気道を確保して、早く意識が戻らないかとため息を吐いている。
これが日常なんだと、空気と気配が訴えかけてくる。「これがラスベガスだぞ」と、「わかっているな?」と、空間の共通意識が圧力をかけてくる。
見てはいけない。気にしてはいけない。風が吹くのと同じ。公園のハトと同じ。そんなものではしゃぐのは子供だけなんだ。アカクロには倒れた彼女を通り過ぎる者たちの仕草がそう語っているように見えた。
日本の見て見ぬふりとは、似て非なるものだ。
しばらくしてブロンド女性が咳をし、詰まっていた血を吐き出したところでちょうど2席空いた。
ラスベガスは怖い街だ。
はっきりと確信するのが、こんなに早くになるとは思わなかった。
だが、待ち望んだブラックジャックが待ってる。
ようやく席につけたのだ。せっかくの経験、楽しむしかない。
いざ・・・ッ!!
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・・・結果は2万負けました。
心理戦のゲームは精神状態に左右される・・・その通りでした。
いや聞いてくださいよ。ブラックジャックってディーラーとプレイヤーの勝率が50%らしいんですよ。しかも勝負どころと降りるところを間違えなければ多少の負けはあれど大負けはしないように「必勝法」が昔から確立されているんですよ。
その時のアカクロの心情は確率ってなんだよ!?でした。
聞いてください。この2万円、ストレートで負けました。
ブラックジャックはディーラーとプレイヤーのより21に近く、かつ21を超えない方が勝つゲームですが、最初に配られる2枚の合計が15や16というのが非常に弱く、逆に10や11はかなり強いんです。(絵札は全て10になるため、確率的に追加で引いたときに10が出やすい)
なのに・・・なのにですよ・・・。
初手の合計10の回数11回。合計11の回数3回。はっきり言って超強いです。
しかしこのうち3枚目が10であった回数・・・0回。
アカクロは笑顔で帰りました。だって笑うしかねーもん。
ああ・・・気づいたわ。
道行く人が倒れている女性を見て見ぬふりしてた理由・・・。
負けて笑うしかなくなってるから他人気にしてる余裕ないんだわこれ!!!
酒で気紛らわせて笑ってんだこいつら!!!
もしかしたらそんな小心者はアカクロだけかもしれませんが、多分合ってる。
30分足らずで2万が溶けた、fxで有り金溶かすなみのお戯れ。
この後アカクロは夜の街にくりだし、やっすい水買って飲んで寝ました。
友人は2万5千円勝ちました。
アカクロにギャンブルは向いていません。
以上です。